火災防護
概要
火災防護分野では、原子力施設の火災事象に対する影響評価に関わる研究を実施しています。
今後原子力施設のさらなる長期運転が想定されることから、電気ケーブルなどの電気・計装設備の経年劣化を的確に評価するための研究や、経年劣化が原子力施設の火災防護対策に与える影響を明らかにするための研究を行っています。また、今後規制活動におけるリスク情報活用が進むと考えられることから、これに貢献するため、様々な可燃物や設備・機器の火災現象やその影響を試験等により的確に把握し、海外の最新知見も踏まえて火災影響評価手法・解析コードの高度化を進める研究を行っています。
安全研究プロジェクト
実施中のプロジェクト
原子力施設の経年劣化等を考慮した火災影響評価手法の整備に関する研究(令和7年度~令和10年度)
終了したプロジェクト
- 火災防護に係る影響評価に関する研究(フェーズ2)(令和3年度~令和6年度)【PDF:4MB】
(安全研究成果報告へのリンク) - 火災防護に係る影響評価に関する研究(平成29年度~令和2年度)【PDF:3MB】
(安全研究成果報告へのリンク) - 火災防護対策の高度化に係わる調査・試験(平成23年度~平成28年度)(国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(Warp)へリンク)【PDF:2MB】
(安全研究成果報告へのリンク)
研究成果
NRA技術報告
- NTEC-2025-1001 原子力発電所における高エネルギーアーク損傷(HEAF)に関する分析(第二報)【PDF:5MB】
- NTEC-2016-1002 原子力発電所における高エネルギーアーク損傷(HEAF)に関する分析(国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(Warp)へリンク)【PDF:9MB】
NRA技術ノート
学術論文
Kabashima, H., et al., “Nuclear Regulatory Authority Experimental Program to Characterize and Understand High Energy Arcing Fault (HEAF) Phenomena: Basic Arc Test Experimental Data”, NUREG/IA 0470, Vol. 2, 2021.
(平成30年度以前に公表されたものは準備中)
会議プロシーディング(査読付き)
なし
(平成30年度以前に公表されたものは準備中)
会議プロシーディング(査読なし)
なし
学会発表等
- 櫻井智明、椛島一、吉井敏浩、「高エネルギーアーク損傷(HEAF)の評価手法の整備(3)HEAFの爆発事象における輻射の検討」、日本原子力学会2024年春の年会、令和6年
- 櫻井智明、椛島一、吉井敏浩、「高エネルギーアーク損傷(HEAF)の評価手法の整備(2)Cu蒸気の酸化モデルの検討」、日本原子力学会2023年秋の大会、令和5年
- 櫻井智明、椛島一、笠原文雄、吉井敏浩、「高エネルギーアーク損傷(HEAF)の評価手法の整備(1)Cu蒸気の熱流動評価手法の検討」、日本原子力学会2023年春の年会、令和5年
- 松田航輔、笠原文雄、椛島一、宮崎利行、「高エネルギーアーク損傷(HEAF)の爆発現象に係る数値解析(1)AUTODYNによる電気盤モデルの圧力上昇評価の検討」、日本原子力学会2021年春の大会、令和3年
(平成30年度以前に公表されたものは準備中)
受賞
なし