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第55回日本原子力学会賞(技術賞)を受賞

2023年3月28日

金子順一と塚本直史の画像

令和5年3月14日に第55回日本原子力学会賞の贈呈式が行われ、技術基盤グループシビアアクシデント研究部門の金子順一主任技術研究調査官と塚本直史主任技術研究調査官が技術賞を受賞しました。
両名は、これまでに原子炉システム解析コードによる最適評価に係る研究を精力的に進めており、今回の受賞では、その中の原子炉システム解析コードAMAGIの開発についての研究成果が高く評価されました。
なお、今回受賞した日本原子力学会賞技術賞は、実用的価値のある新技術であって、実用性・有用性・本質性の観点から、技術としてどのように実用化されているか、それが原子力の平和利用に関し技術的に寄与度が高く、またその解決のためのプロセスと努力が適切で、高い成果が上げられているかについて評価するものです。

受賞者

技術基盤グループ
シビアアクシデント研究部門
主任技術研究調査官
金子順一(かねこ じゅんいち)(写真左側)
主任技術研究調査官
塚本直史(つかもと なおふみ)(写真右側)

受賞テーマ

システム解析コードAMAGIの開発

受賞研究の概要

  • 原子力プラントの安全性の評価においては、近年、詳細な模擬によって事故時に発生する複雑な物理現象を現実的に予測できる最適評価の導入が進められている。最適評価では、事故等における事象進展を現実的に予測できる物理モデルを有する原子炉システム解析コードが必要である。海外においては、各国がそれぞれの背景に応じて独自に解析コードの開発を進めている一方で、国内においては、国産と言える原子炉システム解析コードは不在の状況であった。
  • 今回受賞したAMAGIは、国内で初めて新規に開発された原子炉システム解析コードであり、原子力プラントという大規模システムの挙動を解析するために必要な機能が実装され、将来的な適用性の拡大に備えて最新知見を反映した構成式を採用している。今後、熱流動の知見を集約するプラットフォーム・フラッグシップコードとしての活用が見込まれる。
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