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第35回日本原子力学会熱流動部会優秀講演賞を受賞

2022年4月19日

西村 健の画像

令和4年3月15日に第35回日本原子力学会熱流動部会部会賞の贈呈式が行われ、技術基盤グループシビアアクシデント研究部門の菊池航技術研究調査官が優秀講演賞を受賞しました。
菊池技術研究調査官は、これまでにシビアアクシデント時に格納容器内で生じる現象についての研究を精力的に進めており、今回の受賞は、その中のデブリベッド形成・冷却に関わるコード開発についての研究成果が高く評価されました。
なお、今回受賞した日本原子力学会熱流動部会優秀講演賞は、日本原子力学会が主催する行事における熱流動分野に関する優れた口頭発表に対して授与されるものです。

受賞者

技術基盤グループ
シビアアクシデント研究部門
技術研究調査官
菊池航(きくち わたる)

受賞テーマ

JBREAK における溶融デブリ堆積及び集積モデル開発

受賞研究の概要

  • シビアアクシデント時には、圧力容器から格納容器に落下した溶融デブリは、粒子状デブリと集積デブリからなるデブリベッドを形成する。粒子状デブリに比べ集積デブリは冷却されにくいことから、格納容器機能の喪失に大きく関わる。この溶融デブリの堆積及び集積挙動には大きな不確かさが存在するため、最新の実験データに基づき詳細なメカニズムを評価するための解析コードJBREAKの開発に取り組んでいる。
  • 今回受賞した講演では、開発しているJBREAKにより、研究課題である溶融デブリの堆積及び集積挙動の再現性が向上していることを示した。本成果により、格納容器下部のデブリベッドの形成・冷却に対するメカニズムの不確かさの低減に貢献するものである。
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