日本原子力学会 リスク部会賞 奨励賞を受賞
令和8年4月13日

令和8年3月11日に第11回日本原子力学会リスク部会賞の贈呈式が行われ、技術基盤グループシビアアクシデント研究部門の和田山晃大技術研究調査官が奨励賞を受賞しました。
和田山技術研究調査官は、これまでにシビアアクシデント時における環境影響評価についての研究を精力的に進めており、今回の受賞は、その中の実効線量に対する核種寄与分析についての研究成果が高く評価されました。
なお、今回受賞した奨励賞は、日本原子力学会において優れた口頭発表に対して授与されるものです。
受賞者
技術基盤グループ
シビアアクシデント研究部門
技術研究調査官
和田山 晃大(わだやま こうだい)
受賞テーマ
広範な事故シナリオに着目した実効線量への核種寄与の定量的分析
受賞テーマの概要
- 原子力災害時に適切な防護措置を行うためには、発電所からの距離に応じて住民が受ける被ばく線量を把握する必要がある。特に、実効線量に対してガス状核種とエアロゾル状核種のどちらがどの程度寄与するかは距離と線量の関係や防護措置の判断に大きく影響する。しかし、この寄与割合は事故の状況によって大きく変化するにもかかわらず、こうした様々な事故シナリオを対象として体系的に評価した研究は限られている。
- 今回受賞した講演では多様な事故シナリオについて除染係数を用いて簡易的に環境への放射性物質放出をモデル化し、実効線量への寄与がガス核種からエアロゾル核種へ切り替わる条件を明確化した。これにより、事故時に重視すべき核種の種類がどのように変化するかを把握でき、防護措置の合理的な判断に役立つ知見が得られた。
関連資料
発表予稿
[1I02] 広範な事故シナリオに着目した実効線量への核種寄与の定量的分析 | 2025年秋の大会 | Confit
注:本発表内容は論文として公表予定の情報を含むため、予稿のみ掲載いたします。
