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2021年日本保全学会 学会賞(論文賞)を受賞

2021年6月30日

橋倉靖明技術研究調査官の画像

令和3年6月28日に2021年日本保全学会 学会賞(論文賞)の贈呈式が行われ、技術基盤グループシステム安全研究部門の橋倉靖明技術研究調査官が論文賞を受賞しました。

橋倉技術研究調査官は、これまでに再処理施設の硝酸環境中における経年劣化事象である応力腐食割れに関する機器への影響について精力的に研究を進めてきました。

今回受賞した論文賞は、日本保全学会会誌「保全学」に投稿し、その中で特に優秀な論文であり、保全学の発展、社会へ貢献したものと認められる論文の著者に対して授与されるものです。

投稿した論文の課題は、再処理施設の保全に関し技術的な寄与度が高く、橋倉技術研究調査官の研究成果がこれに該当するものとして高く評価されました。

受賞者

技術基盤グループ
システム安全研究部門
技術研究調査官
橋倉靖明(はしくら やすあき)
(共著者:国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 石島暖大,中原将海,佐野雄一,上野文義,阿部 仁)

受賞論文タイトル

再処理施設におけるジルコニウムの応力腐食割れ評価に関する考察

受賞研究の概要

  • 再処理施設で使用されているジルコニウムの応力腐食割れ評価を行う上での技術的着眼点をまとめた。特に、硝酸濃度、温度のみらならず、硝酸イオン濃度(硝酸及び硝酸プルトニウム)の重要性について考察した。
  • 実機の溶液環境条件である硝酸イオン濃度(硝酸及び硝酸プルトニウム)及びその自然浸漬電位を分析測定し、本研究で作成した応力腐食割れ発生マップを用いて、その測定結果と比較することで応力腐食割れ発生の有無を確認することができ、実機の保全評価にも活用することができる。
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