第32回日本原子力学会熱流動部会業績賞を受賞
2020年11月2日
技術基盤グループシビアアクシデント研究部門の星陽崇主任技術研究調査官が第32回日本原子力学会熱流動部会業績賞（熱流動分野において顕著な学術上または技術上の業績のあった研究者・技術者に対して贈呈されるもの）を受賞しました。
星主任技術研究調査官は、軽水炉のシビアアクシデント時の事故進展及び環境への放射性物質の放出挙動についての研究を進めています。今回の受賞では、経済協力開発機構/原子力機関（OECD/NEA）福島第一原子力発電所事故に関するベンチマークスタディ（BSAFプロジェクト）での活動によるプラント状況情報の提供と過酷事故解析コードの高度化への寄与が高く評価されました。
受賞者
技術基盤グループ
シビアアクシデント研究部門
星陽崇 主任技術研究調査官
受賞の概要
OECD/NEAの国際共同プロジェクトにおいて、参加機関が共通の解析条件を用い、福島第一原子力発電所事故の事故進展挙動を解析し、解析結果の比較検討に基づき、事故進展挙動、原子炉容器及び格納容器内の状況、デブリの分散状況等を評価しました。上記の活動により得られたプラント状況情報の提供と過酷事故解析コードの高度化への寄与が評価されました。
関連する研究成果
- Benchmark Study of the Accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant (BSAF Project) - Phase I Summary Report, March 2015
- Benchmark Study of the Accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant (BSAF Project) - Phase II Summary Report, to be published