第25回日本原子力学会熱流動部会優秀講演賞を受賞
平成28年9月7日
平成28年9月7日に久留米シティプラザにおいて、第25回日本原子力学会熱流動部会 部会賞の贈呈式が行われ、技術基盤グループ安全技術管理官(シビアアクシデント担当)付の森田彰伸技術研究調査官が優秀講演賞を受賞しました。

日本原子力学会熱流動部会優秀講演賞は、熱流動分野に関する日本原子力学会又は熱流動部会が主催又は共催する行事で、熱流動分野に関して優れた口頭発表又はポスターセッションを行ったものに授与されます。
技術基盤グループ
安全技術管理官(シビアアクシデント担当)付
森田彰伸 技術研究調査官
受賞テーマ
SERENA2に基づく溶融燃料‐冷却材相互作用解析(日本原子力学会2016年春の年会)
受賞研究の概
- 重大事故時における格納容器の健全性を評価するためには、重大事故時に格納容器内で発生が懸念される物理化学現象が格納容器に及ぼす影響等を把握することが重要である。
- 本発表では、これらの物理化学現象のうち、溶融燃料と冷却材の相互作用(以下「FCI」という。)に関する不確かさについての知見を得るために、経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA)が実施するFCIに関する国際共同プロジェクトSERENA2(以下「SERENA2」という。)で得られた最新の実験結果に対してFCI解析コードJASMINE3(以下「JASMINE3」という。)を用いた解析評価を行うことで、解析における不確かさを踏まえたJASMINE3の予測性能を検討した。
- 本検討結果では、SERENA2で得られた試験結果に対するJASMINE3の適用性に関する知見を得るとともに、インパルス等の主要なFCI評価指標に解析モデルが及ぼす影響の程度を定量的に把握することができた。







