原子力規制委員会
掲載日:2024年1月24日
最終更新日:2024年2月6日
関西電力(株)から高浜発電所1号機で発生した計画的な電気出力の抑制について報告を受理
原子力規制委員会は、令和6年1月24日、関西電力株式会社(以下「関西電力」という。)から、高浜発電所1号機における計画的な電気出力の抑制について、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3の規定に基づく法令報告事象に該当するとの報告を受けました。
発生報告
1.報告内容
令和6年1月22日、定格熱出力一定運転中の高浜発電所1号機において、2次系配管からの蒸気漏れ及び給水ブースタポンプ(注1)のグランド部(注2)からの2次系冷却水の漏れが生じたことから、原子炉の出力を降下し、令和6年1月24日、当該配管の浸透探傷試験(注3)を行った結果、傷の存在を示す指示が認められたことから、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3の規定に基づく法令報告事象として判断した旨の報告がありました。
関西電力から受けた報告の概要は別紙のとおりです。
- 注1:主給水ポンプの吸込みを補助するために設置している装置。
- 注2:ポンプの軸シール部であり、内部流体が、回転軸の貫通部から外部に漏えいしないよう封じている。
- 注3:試験体表面に開口している傷を目で見やすくするため、可視染料の入った高浸透性の液を浸透させた後、余分な浸透液を除去し、現像剤により浸透指示模様として観察する方法。
2.原子力規制委員会の対応
本件について、現地の原子力運転検査官が現場で環境への影響がないことを確認しています。
今後、関西電力が行う原因究明及び再発防止策について、確認していきます。
3.別紙
- 令和6年01月24日
原因と対策
1.報告内容
高浜発電所1号機における計画的な電気出力の抑制について、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3の規定に基づき、原因と対策に係る報告書の提出を受けました。
今後、報告を受けた内容を確認し、評価を行う予定です。
2.別紙
お問い合わせ先
原子力規制庁
原子力規制部 検査グループ 安全規制管理官(実用炉監視担当): 杉本 孝信
担当:菊川
原子力規制部 検査グループ 安全規制管理官(実用炉監視担当): 杉本 孝信
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電話(直通)03-5114-2262
原子力規制庁
長官官房 総務課 事故対処室 室長:山口 道夫
担当:木原
長官官房 総務課 事故対処室 室長:山口 道夫
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電話(直通)03-5114-2121